ドグラのTRPG日記

TRPGをキッカケにして自分の人生を豊かにしたいと考えています

『クトゥルフ神話RPG』を遊んだことがない友人たちに遊び方と面白さを伝えたい!

どうもドグラです!

今回は同人誌挑戦記事を一時中断して、TRPGを遊んだことはあるけれど『クトゥルフ神話RPG』をプレイしたことのないプレイヤーに、どうしたら遊び方と面白さを伝えられるかの考察記事を投稿いたします。

 

はじめに

クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

 

この記事を書こうと思ったキッカケは、私の所属しております地元の友人コミュニティで『クトゥルフ神話RPG』を遊びたいという声が挙がり、その中で二つほど問題が発生したことにあります。

二つの問題が何かというと、

  • 今までに『クトゥルフ神話RPG』を遊んだことがあるのが私だけ
  • 遊ぶのは大丈夫だけど、『ホラー』と聞くと悪い意味で身構えてしまうメンバーがいる

キーパーを務めることになった私は考えました。

 

「どうしたら、みんなでクトゥルフを楽しむことができるだろうか?」

 

そこで思いついたのが、TRPGの多層目標の説明をすることにより探索者としての動き方を伝えつつ、その矛盾から生まれる選択によってクトゥルフ神話RPG』がホラー要素だけのゲームではなくなることを知ってもらう方法です。

 

TRPGの多層目標とは

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以下は前回の記事で取り上げた『馬場秀和のマスターリング講座 』の作者『馬場秀和』様の別記事『初心者のためのRPG入門』から引用させていただいた4つの条件です。

 

RPGにおける「うまい」プレイとは

RPGにおける「うまい」プレイとは、次の4つの条件を満たすようにプレーヤーキャラクターの言動を決め、それを他の参加者に伝えることです。

 

A.ゲームマスターから与えられた目標の達成に近づくこと。

B.自分のプレーヤーキャラクターに期待されている役割分担(戦闘とか治療とか情報収集とか威嚇とか権力行使とかユーモアとか・・・)をきちんと果たすこと。

C.プレーヤーキャラクターの言動が、背景世界設定やキャラクター属性(年齢、性別、職業、特徴、性格、生い立ち、各種の能力、その他その他の設定情報の集合)と整合していること。
プレーヤーキャラクターの言動は、背景世界やキャラクター属性と矛盾しないだけでなく、それらを活かしたものにすることがより望ましい。

D.ゲームのジャンルや狙いの再現に向かうこと。例えば「ホラーRPG」であれば恐怖を、「冒険活劇RPG」であれば痛快な冒険を、プレーヤーが再現する(疑似体験する)ことが望ましい。

 

実のところ、常に「4つの条件を全て満たす」ようにプレーヤーキャラクターの言動を決めることは困難で、不可能であることさえ珍しくありません。ですが、それでも常に4つの条件を念頭に置きながらキャラクターの言動をどうするべきか考えて、決めることが大切なのです。なぜなら、それがRPGというゲームの本質だからです。

 

述べられているとおり、4つすべてを満たすよう行動するのは本当に難しい!

でも成功すれば、「普段は無気力なキャラクターが、友人のピンチを見かねて重い腰を上げる」といったような、熱いシチュエーションが発生するんです。

 

この4つの条件を『クトゥルフ神話RPG』で考えると、

 

A.生きて日常に戻る

B.キャラ作成時に打ち合わせた役割分担を果たす

C.探索者のキャラクター設定と、実際の言動に整合性をとる

D.あえて危険に飛び込み、恐怖を疑似体験する

 

さらに、これを噛み砕いた語り口で説明をするなら、

 

「『クトゥルフ神話RPG』は恐怖を疑似体験するゲームです。あなたたちは世界の真実を知りたいと願う一人の探索者となって、不可解な事件を調査して行きます。でも、気をつけて!この世界には人間の理論では説明のつかない怪物が潜んでいて、何の協力も準備もなければ、なすすべも無く殺されてしまう。すべての謎を知ったとき、果たして生きて帰ることができるかな?」 

 

といった具合ですね。

 

目標の矛盾とそこから生まれる新たなジャンル

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さて『クトゥルフ神話RPG』はまごうことなきホラーゲームですが、含まれている要素ホラーだけであるかと言われると、私は違うと思っています。

その理由として、セッションが進めば進むほど探索者の持つ「正気度」や「耐久力」といったリソースが枯渇し、取れる選択肢が狭まっていきます。

そうなると、4つの条件を同時に達成することがさらに困難になり、最終的にどれか一つを選ばなくてはいけなくなります。

 

考えてみてください。

あなたの「正気度」は底を尽きそうなほどに下がり、耐久力も0目前でヘロヘロな状態。しかし、目の前で恋人が『テケリ・リ!』と叫ぶ不定形の塊に追い詰められている!

この絶望的な残りリソース。

しかも、取ることのできる行動はあと1回だけ。

あなたが4つの条件のうち1つしか選ぶことができないとしたら……

 

A.恋人をおとりにして自分は逃げる

B.自分に与えられた役割を遂行するため最後まであがく

C.自分の身を挺して大切な恋人を庇う

D.ホラーのお約束にしたがい、恋人と一緒に死ぬ

 

これはあくまで一例ですが、だいたいこの中のどれかでしょう。

そして選択の結果……

 

Aなら自分の心の弱さに負け後悔の念に囚われる、憂鬱なドラマ

BやCなら恐怖を乗り越え脅威に立ち向かう、ヒロイックなドラマ

Dなら怪物に人間が蹂躙される、純然たるホラードラマ

 

が展開されます。

つまり何が言いたいのかまとめると、

 

ホラーゲームの要素で追い詰められた探索者の決断にはドラマがあり、まったく別ジャンルの面白さを生み出す可能性を持っている

 

このことが伝われば、ホラーゲームの部分に身構えてしまったとしても、自分の好きなジャンルの要素を見出すことができますから、楽しめる人の幅がもっと広がると思うんです。

 

まとめ

というわけで、今回の記事で考察した内容を11月16日(月)の夜に実践してみようと思います。

はてさて、吉と出るか凶と出るか……

 

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